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冷蔵庫の誕生

冷蔵庫の誕生

昔は食物を保存したり長持ちさせる為に「干す」「塩漬けする」「酢漬けする」といった工夫がされてきました。しかしこれらの方法では食品を自然に近い、もとの状態のまま保存し利用することはできません。最も望ましい方法は「冷えた」状態での保存であります。

古来、川の水や井戸水につけたり、地下に貯蔵穴を作ったり、自然の氷を利用する氷室には生活の知識が伺われます。氷室を冷蔵庫の歴史のスタートとするならば、冷蔵庫は奈良時代からあったそうです。(現在も奈良市内に氷室神社があります)

製氷技術が開発され、夏でも氷を使用することができるようになり、食料保存の為のボックス、つまり冷蔵庫が考えだされたのです。しかし、残念ながら氷はとけてしまいます。「冷蔵」する為には、常に氷を補充する必要があります。1755年イギリスで世界初の冷凍装置が開発され、1865年にはニューヨークで世界最初の業務用冷蔵庫が完成、1910年アメリカで世界最初の家庭用冷蔵庫が完成していますが、このころすでにアメリカでは冷凍技術が開発されていたわけです。

氷に頼らず冷蔵保存する方法が機械的、科学的原理を利用して開発されたことは、人々の食生活や経済の仕組みに大きな影響を与えました。日本では大正12年にアメリカから初めて家庭用の電気冷蔵庫が輸入されました。
そして昭和5年には芝浦製作所(現東芝)が日本で初めての電気冷蔵庫を開発し販売しました。価格は720円。当時では家一軒建つ価格であったそうです。

昭和30年代に入り食料事情が好転し始めるとともに、食料品をストックするニーズも高まり、冷蔵庫の購買層も次第に家庭へと広がっていきました。メーカーの量産化により低価格化したことも普及に拍車をかけました。
冷蔵庫の誕生当時「家電三種の神器」といわれたテレビ、洗濯機、冷蔵庫は、新しい時代の願望商品となっていました。
昭和39年東京オリンピックの年、好景気とともに冷蔵庫の需要は第一次のピークを迎え、年間320万台が販売され普及率も50%になりました。普及率の高まりは、毎日「食事の支度の為に買物に行く」から「計画的買物、まとめ買」というライフスタイルに変化させていくきっかけとなりました。

食品の流通面では、食品の販売単位が大きくなり、牛乳の1㍑入り紙パックが登場するなど、容器や包装も変化してきました。食生活の多様化、ライフスタイルの変化はさらに食品を長期保存するニーズに拡大し、「冷蔵」より「冷凍」の方がより長期間の保存が可能です。昭和45年日本万国博の年、冷凍食品やアイスクリームの消費拡大にともない、家庭用冷蔵庫が発売され、2ドアの時代へと移行し、第一次石油ショックの翌年、昭和49年には年間400万台が販売され、普及率はほぼ100%になりました。

以上からも分かりますように、人間の生活の知恵が生んだ冷蔵庫が人のライフスタイルを変えたのです。
今は「真の豊かさ」や「生きがい」が実感できる生活の実現が求められる時代への転換期とも言えます。常に社会は構造変化しており、現在の冷凍や空調の技術は、その機能的なものにサービス機能も合わせ持ったものでなければ、お客様のニーズに適合しなくなってきています。

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