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第1種電気工事士試験 一般問題 No.13〜No.14

   

問題 13-1

低圧配電盤に、CVケーブル又はCVTケーブルを接続する作業において、一般に使用しない工具は次のうちどれか。

油圧式圧着工具電工ナイフトルクレンチ油圧式パイプベンダ

 解答

●油圧式パイプベンダ
金属管を曲げる時に使用します。特に、油圧式は太い金属管を曲げる時に使用します。今回は、CV,CVTケーブルの接続ですから一般的に使用しない工具です。

●油圧式圧着工具
太い電線を圧縮端子で圧着接続するときに使用します。

●電工ナイフ
電線やケーブルの被膜を剥ぎ取る時などに使用します。

●トルクレンチ
ボルト、ナットを決められたトルクで締め付けるのに使用します。

問題 13-2

爆燃性粉じんのある危険場所での金属管工事において、施工する場合に使用できない材料は次のうちどれか。


 解答

爆燃性粉じんのある危険場所での金属管工事の場合、金属管は薄鋼電線管またはこれと同等以上の強度を有するものを使用しなければなりません。また、金属管の中でもねじなし金属管は使用することができません。
すなわち、ねじきりのない「B」の材料は使用することができません。

●爆燃性粉じんのある危険場所とは、着火したときに爆発するおそれのある粉じん(マグネシウム、アルミニウムなど)や火薬類の粉末がある場所で、電気設備が点火元になるおそれがある場所のことをいう。
●爆燃性粉じんのある危険場所では、金属管工事に加え、がい装ケーブルまたはMIケーブルを使用してケーブル工事を行なうことができる。

問題 13-3

接地工事に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

人が触れるおそれのある場所で、B種接地工事の接地線を地表上2mまで金属管で保護した。
D種接地工事の接地極をA種接地工事の接地極(避雷器用を除く)と共用して、接地抵抗を 10 Ω以下とした。
地中に埋設する接地極に大きさ 900 mm × 900 mm × 1.6 mmの銅板を使用した。
接触防護措置を施していない 400 V低圧屋内配線において、電線を収めるための金属管にC種接地工事を施した。

 解答

設置工事において金属管を使用することはできません。
よって、「A」の説明は不適切になります。

●金属管に電線を1本通したとすると、電磁誘導によって金属管に電流が流れ、感電するおそれがあります。それで、合成樹脂系の管を使用する必要があります。

問題 14-1

金属管工事の記述として、不適切なものはどれか。

金属管に、直径 2.6 mmの絶縁電線(屋外用ビニル絶縁電線を除く)を収めて施設した
金属管に、高圧絶縁電線を収めて、高圧屋内配線を施設した
金属管を湿気の多い場所に施設するため、防湿装置を施した
使用電圧が 200 Vの電路に使用する金属管にD種接地工事を施した

解答

金属管に、高圧絶縁電線を収めてはなりません。
よって、「B」の説明が不適切になります。
●高圧絶縁電線の施設は、がいし引きだけです。

問題 14-2

使用電圧 300 V以下のケーブル工事による低圧屋内配線において、不適切なものはどれか。

架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルをガス管と接触しないように施設した
ビニル絶縁ビニルシースケーブル(丸形)を造営材の側面に沿って、支持点間を 1.5 mにして施設した
乾燥した場所で長さ2mの金属製の防護管に収めたので、金属管のD種接地工事を省略した
点検できない隠ぺい場所にビニルキャブタイヤケーブルを使用して施設した

解答

低圧屋内配線において、点検できない隠ぺい場所にビニルキャプタイヤケーブルを使用して施設することはできません
よって、「D」の説明が不適切になります。

●Aの説明・・適切
架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルは、ガス管、水道管、弱電流電線と接触しないように施設しなければなりません。適切です。

●Bの説明・・適切
ビニル絶縁ビニルシースケーブルは、造営材の側面、下面に沿って取り付ける場合は、支持点間距離を2m以下に施設しなければなりません。

●Cの説明・・適切
金属管の長さが4m以下で、乾燥した場所に施設する場合、D種設置工事を省略することができます。

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