冷媒配管施工の基本
業務用エアコンの冷媒配管施工を行う際の基本的な考え方と要求事項1.冷媒配管を施工するときの注意は三つ冷媒配管は、他の建築設備配管とは異なる特別な注意が必要である。この注意を怠るとトラブルの原因になる。冷媒配管の施工に当たって、管内が「乾燥」・「清浄」・「気密」であることの3点に細心の注意を払う必要がある。これを冷媒配管施工3原則という。1.1 乾燥冷媒配管内に水分が入ると、冷媒液中で遊離した水分がろう付の隙間部分で低温時繰り返し氷結し、接合箇所が剥がれ漏れが生じる。また、冷媒の循環を妨げ冷凍装置の能力を低下させたり、冷凍機油の加水分解や劣化が促進され、圧縮機の絶縁不良の原因になったりする。