富士通ゼネラルは5月27日、首に装着するウェアラブルエアコン「コモドギア」を発表した。水冷方式のため外気温の影響を受けにくく、猛暑日でも冷却効果を発揮するという。イベント会場のスタッフや警備員、建設業など空調の届かない環境で作業する職種に向け、6月から販売する。
Cómodo gear の主な特長
1. 深部体温を冷却し、高気温下での作業パフォーマンスをサポート
周囲の気温が上昇すると人の集中力や認知機能は低下し、作業効率の
低下やケアレスミスの発生につながることが明らかとなっています。
Cómodo gear は、高気温下での作業を高い冷却効果によりサポート
する製品です。首（冷却部）と腰（ラジエーターとバッテリー）に装着
後、電源を入れるとネック部の温度が下がり、首を流れる頸動脈から血
液を冷却します。これにより、深部体温の上昇を抑制する効果が見込め
ます。
2. 形状や素材の工夫により装着時の作業性を向上
工場やイベント会場でのフィールドテストや、暑い屋外で働く方々へ
のヒアリングなどにもとづき Cómodo gear の開発を進めました。
形状や素材の見直しを重ね、歩いたり、ものを持ち上げたりといった
動作への支障を減らしました。また、ネック部の重さ約 170g、腰に着
けるラジエーター部を合わせた重さも約 840ｇと軽量化も実現しまし
た。
さらに、汚れや傷が目立ちにくく警備員の制服などに用いられる紺や黒にも馴染みやすいダークグレーを採用することで、装着時の外観にも考慮したデザインとなっています。
3. 水冷方式を採用することで高い冷却効果を実現
Cómodo gear の冷却部は、水冷方式を採用しています。その特長として、外気の通風により冷却部を空冷する製品に比べ、外気温の影響を受けにくいことがあげられます。そのため、気温 35℃を超えるような暑い日でも、外気温の影響が少なく高い冷却効果が期待できます。
詳細は 富士通ゼネラル HP https://www.fujitsu-general.com/jp/products/neck-gear/index.html