問題 14-1
金属管工事の記述として、不適切なものはどれか。
A | 金属管に、直径 2.6 mmの絶縁電線(屋外用ビニル絶縁電線を除く)を収めて施設した |
B | 金属管に、高圧絶縁電線を収めて、高圧屋内配線を施設した |
C | 金属管を湿気の多い場所に施設するため、防湿装置を施した |
D | 使用電圧が 200 Vの電路に使用する金属管にD種接地工事を施した |
解答
金属管に、高圧絶縁電線を収めてはなりません。
よって、「B」の説明が不適切になります。
●高圧絶縁電線の施設は、がいし引きだけです。
問題 14-2
使用電圧 300 V以下のケーブル工事による低圧屋内配線において、不適切なものはどれか。
A |
架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルをガス管と接触しないように施設した
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B |
ビニル絶縁ビニルシースケーブル(丸形)を造営材の側面に沿って、支持点間を 1.5 mにして施設した
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C | 乾燥した場所で長さ2mの金属製の防護管に収めたので、金属管のD種接地工事を省略した |
D |
点検できない隠ぺい場所にビニルキャブタイヤケーブルを使用して施設した
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解答
低圧屋内配線において、点検できない隠ぺい場所にビニルキャプタイヤケーブルを使用して施設することはできません
よって、「D」の説明が不適切になります。
●Aの説明・・適切
架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルは、ガス管、水道管、弱電流電線と接触しないように施設しなければなりません。適切です。
●Bの説明・・適切
ビニル絶縁ビニルシースケーブルは、造営材の側面、下面に沿って取り付ける場合は、支持点間距離を2m以下に施設しなければなりません。
●Cの説明・・適切
金属管の長さが4m以下で、乾燥した場所に施設する場合、D種設置工事を省略することができます。